NFLスーパーボールは、エンターテイメントの国アメリカの中でも、最もショウアップされたスポーツイベントだと思います。ハーフタイムショウにはマイケル・ジャクソン、マドンナ、ポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズなどなど、数々のスーパースターが登場しました。今シーズンのハーフタイムショウはColdplayだそうです。スポーツイベントの競技以外の部分でそこまで盛り上げる必要があるのか? と疑問に思う人もいることでしょう。究極に鍛えられた肉体の激しいぶつかり合い、勝利を目指す気持ちの爆発、信じられないスピードと技術。ただそれらを見ただけでも、その迫力に圧倒され、プロの技術に心酔するはずだろうと考える人もいることでしょう。その通りだと思います。本当にそのスポーツが好きで、そのスポーツをよく理解している人であれば。しかし、自覚しましょう。世の中の多くの人は、あなたの好きなスポーツにあまり興味が無いんですよ。サッカーの日本代表のゴールが決まって「うおー!!」とか叫んでいる横で彼女が引いていたなんて経験はありませんか?羽生結弦選手が最後のポーズを決めたところを見て目を潤ませて拍手している横で彼氏が覚めた目で見ていたなんて経験ありませんか?私は、あります。現代ではスポーツにお金はつきものです。どんな小さな大会だって、会場を借りたり、審判や係員を手配したり、その他諸々の諸経費を考えるとけっこうお金がかかるんです。プロスポーツともなれば、選手の年俸や賞金も稼ぎ出さなければなりませんから、その興行イベントとなれば、たくさんの人を呼ぶことができ、テレビの放映権料もたっぷり取れるものに作り上げていかなければなりません。そうしてそのスポーツにあまり興味のない人も取り込んでいく必要があるのです。となれば、アメフトの15分もあるハーフタイムに何もしないなんてことはあり得ませんよね。そのようにして、根っからのファンから女性や家族へと、そして国境も民族も宗教も越えて世界へと観戦する人を増やしていき、アメフトはメジャーになっていったわけです。他のスポーツにも言えることですが、おそらく、残されている領域は「オタク」だけです。フィギュアスケートは「腐女子」を、スポーツ系のゲームでは「ゲーマー」を取り込めているようですが、何系のオタクであろうとも実際に観戦に行ったり、スポーツを楽しんだりするよう、オピニオンリーダー的オタクを養成するべきでしょう。ただ、あの人達は語りたがりですから、観戦そっちのけで「戦略がどうの」「選手起用がこうの」としゃべっていそうですけどね。まあ、それでもお金を落としてくれればいいじゃないですか。明日は有馬記念日本の競馬のレースの中で、ダービーと並んで最も盛り上がるレースと言えるでしょう。競馬に興味のない人でも有馬記念という言葉は知っていたり、友達に乗っかって馬券を購入する人もいるんではないでしょうか。JRAも連日TV、新聞などあの手この手で、様々なターゲットに働きかけています。競馬はすでに競馬オタクがいますので、そういう人たちに別系統のオタクを引き込んでもらえばいいですね。15番 ゴールドシップ引退レースです。こういう破天荒な面白い馬がいなくなると思うと寂しい気がします。その実力は積み上げたḠ16勝が証明していますが、そんな強い馬が10着以下になることも少なくないんですから、予想する側はこの馬の取捨選択に頭を悩ませます。でも、馬券をたくさん買う人は、とりあえず入れとかなきゃ話にならないでしょう。4番 ラブリーデイ今年の活躍はすごかったですね。その頑張りを称えて、最後は勝たせてあげたいと思っちゃいます。金子HD×池江調教師の強力タッグはJCの借りを返したいでしょう。9番 サウンズオブアースいつか勝つだろうとずっと追いかけてる馬なんですが、いつも勝ちそうで勝たない「善戦馬」「名脇役」で終わってしまうんでしょうか…。11番 キタサンブラック菊花賞馬はその年の有馬記念に強いですから、期待できますね。年末といえばサブちゃんなんていう勝手なイメージがありまして、大晦日に見られなくなった分、中山競馬場でもう一回サブちゃんに登場してもらいたいものです。7番 ゴールドアクター昨年の菊花賞3着以来9ヶ月休んで、休み明け3連勝。キタサンブラック同様、ここでは随分とマイナーな血筋です。2世タレントがゾロゾロといる芸能界ですが、金看板は田舎から出てきた本物の才能だったりします。この馬も、そういう出世物語を辿って次世代のスターにまで上り詰められるでしょうか。やっぱり、有馬記念は数々の引退する馬が花道に選び、有終の美を飾ってきた舞台ですから、今回もドラマチックに締めくくられるものと信じます。でもって、そういう空気を読めなくて突っ込んできちゃう馬もいて、そこは金色つながりで7-15 馬連オッズは約58倍。上等!<先週までの秋のG1 一点勝負の予想結果>+7000円
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